カップ

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カップについてご説明します。
大きく分けて、フルカップ3/4カップ1/2カップに分けられます。
その他に4/5カップもありますが、多くはありません。
内側にパッドがあるもの、パッドが無いもの、肩ひもが取り外せるものなど、
たくさんのバリエーションがあります。
カップに継ぎ目の無い 「シームレスカップ」 もありますが、
自分は持っていないので、写真はありません。
カップ部(表側)
1. フルカップ

フルカップは、バスト全体を包み込んで安定させます。
全体を包むので、グラマーバストでも安心です。
また、ノンワイヤーブラでもOK。

着け心地が楽なので、中高年の方にも好まれます。
2. 3/4カップ

バストを寄せて上げる効果の高いカップです。

各メーカーが一番多く出しているカップのタイプで、
それぞれ工夫を凝らし、バストトップを上げるタイプ、
バストを中心に寄せて胸の谷間を作るタイプ、
バストが脇に逃げるのを抑えてスッキリ見せるタイプ、
など、いかにしてバストを綺麗に見せるかを競っています。

各社の主力製品もこのタイプが多いです。
3. 1/2カップ

その名の通り、カップが約半分ほど。
胸の開いた服でもブラが見えず、
胸元をスッキリ見せます。

ストラップが取り外せるタイプがほとんどで
ストラップレスブラとして使用できます。


カップ部 (裏側)
ノンワイヤーフルカップブラ

3枚の布から構成されているものが
一般的でしょう。

内部にはウレタンが入っているものや
布地のみのものなど、色々です。

各部はバイアステープで縫いつけられています。

カップの下側の部分を特に「アンダーベルト」
と呼んでいます。
カップとアンダーベルトとN境に
メッシュを用いて、通気性を良くし
夏場に蒸れにくくしたものもあります。

カップ上端は、ストラップが付いていて
この写真の場合は、リングによって
つながれています。

このストラップのリングを通すところを
「ストラップタブ」と言います。
3/4カップ ワイヤーブラ

4枚継ぎでストラップが取り外せる例。

パッドとパッドポケットで見えませんが
カップは4枚で構成されています。

特に一番脇側で、バストが外に流れるのを
防止する機能がある部分を「サイドパネル」
と呼びます。

カップとストラップは、ストラップタブと
ホックによって、着脱出来ます。
このストラップタブとホックは、ストラップの
幅によって、大きさも変わってきます。
ストラップを市販のものに替える場合、
この部分の幅が合うものを選びましょう。

写真のブラは専用のパッドが付属しています。

アンダーベルトは胸の中央で継いでいます。
そのためバイアステープで中央部の強度を
補っています。
3/4カップワイヤーブラ

3枚継ぎでストラップが固定されている例

サイドパネルは無く、バストの外への流れを
防ぐために、ボーンが入っています。

アンダーベルトは、両ホック部からの
一本物で、中央での継ぎ手が無いため
強度があります。
そのため中央にはバイアステープは無く
メッシュ地で通気性が良くなっています。

このモデルも専用パッドが付属していますが
パッドポケットが横に開いているため、
市販のレモン型パッドでも大きさが合えば
使用出来ます。
しかし、出来るだけ専用パッドのほうが
カップの型くずれ防止のためにも良いでしょう。

ストラップはカップから繋がっているため
シンプルな構造になっています。
そのため装飾レースをカップからストラップ
まで連続出来、スッキリとしてオシャレな
外観です。


アンダーワイヤー  バストを支えるワイヤーです。 バージスラインに沿って入っています。

              バージスラインとは、バストと腹部の境界線のカーブのことです。

              アンダーバストとバストの大きさによって、バージスラインは変わります。
              また、その人の体型によっても違いますので、女性の場合は、キチッと
              計ってもらうことが、自分にあったブラを見つけるコツです。

              男性の場合は、相対的にバージスラインが広いですが、バストが無いため
              フィットするものはまずありません。 オーダーメイドで採寸して作ってもらう
              しか無いのですが、非常に高価なものになります。
              ですから通常は自分に合うアンダーバストのものを購入するしかありません。



モチーフ  胸の中心にある装飾(ワンポイント)です。リボンが多いですが、 無いものもあります。