ホック部
ホック部 ホック部は、AtypeとBtypeの1対からなり、Atypeはオスカン、Btypeはメスカンです。 |
|
A type は先端にオスの金具が付いています。 並びの数を段数、金具の間隔をピッチと呼びます。 この部分は絶えず引っ張られる方向に 力がかかりますので、特にしっかりと縫製 されています。 低価格のブラの場合、特に金具周辺の縫製強度 が若干弱い場合があり、使用していると段々、 金具が外れてくることがあります。 金具は金属ですので、この部分が壊れてきたら 使用限度と判断して廃棄するのが安全でしょう。 |
|
B typeはメスカンです。 A type と同じく、金具の並びを段数、 段の間隔をピッチと呼びます。 メスカンはアンダーバストの調節が出来るように なっており、調節数を列数と呼びます。 左の場合、段数が2段、列数が3列なので 「2段3列」と呼びます。 金具は形状によって丸カン、角カン、Uカン などがあります。 また、メッキのもの、ブラのカラーと同じ色に 塗装されているものがあります。 この部分もしっかり縫製されれいますが、 金具が外れてきたら、ほかの部分が大丈夫でも 使用限度です。 ただ、オスメスともに、金具の縫製は しっかりしているため、ブラの使用限度 (洗濯90回)程度なら、まず大丈夫と思います。 カット区分はホック部の製造段階での長さです。 通常カットとロングカットがあります。 |
|
色々なホック部 モデルによって、様々です。 ピッチは通常、17mm か、19mm です。 この部分の縫製の仕方は、メーカーによって 有る程度特色がある様です。 特に、トリンプとワコール(Wing含む)は 両者独自のしっかりした縫製です。 また、トリンプの場合、金具の表面処理に 種類があり、低価格のものはメッキ、 Webなどのコマーシャルラインに載るものは ブラ本体と同色に塗装されています。 ワコールは、ワコール製とウィング製に 分けられますが、3/4CUP主力製品の場合、 両者では列数に有る程度の違いがあるようです。 ワコール製は、2段2列が多く、 ウィングの場合、2段3列が多いです。 ホック部の段数と列数の呼び名は 各メーカーや時代によって、若干異なります。 例えば、2段3列の場合 ワコールは以前、「3段2つ環」と呼びました。 セシールの場合は、以前から調整数を列、 上下の並びを段と呼び、「2段3列」でした。 |