ストラップ(肩ひも)

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ストラップ

ストラップはブラがずり落ちないように、肩で吊るひもです。

幅は、8mmから、10mm、11mm、12mm、13mm、16mm、19mm、20mm、までと
様々な幅があります。 通常は10mm〜13mmが多く、グラマーバストでも12mm〜16mmまでが多いです。

また、市販の「見せストラップ」は、透明の釣り糸の様な材質で2mm程度のヒモが2本だけのものもあります。

高齢者用やジュニアブラなどは、ランニングシャツタイプの、幅が22mmやそれ以上の広いものもあります。

ブラと一体になっているもの、取り外せるものなど、様々な種類があり、ブラのモデルの数だけストラップの種類が
あると言っても過言ではありません。


ストラップは、本体が縫合部、またはリングによって
ブラ本体、サイドベルトに繋がっています。

取り外せるタイプは、両端がホック(Zカン)で
ストラップタブに取り付けます。

ブラによって、ストラップの幅、長さもまちまちで、
価格によっても材質が違います。

低価格のものは、カールしやすかったり、
すぐ伸びてしまったりするものがあります。

また、裏面に「滑り止め加工」が施してある
ストラップもあり、肩からストラップがずり落ち
難くしてあります。

アジャスターがカップ側にあるものを
フロントアジャスター、サイドバンド側に
あるものをバックアジャスターと呼びます。

どちらかというと、フロントアジャスターは
中高年向けや低価格のものに、
バックアジャスターは若年向けや有る程度
高価なものに多い感じがします。

その理由として、バックアジャスターは
前側に刺繍などの装飾が施せること、
胸の開いた服で、ストラップが見えても
アジャスターが見えないこと、アジャスターが
背中にあることで、肩の部分のストラップに
ゆるみが出ず、安定することなどが上げられます。
取り外せるストラップの先端にある「ホック」(Zカン)。

下が通常のホック(Zカン)。
上はトリンプの特許「デルタマジック

デルタマジックは、肩ひものずり落ち防止のために
開発された、トリンプの特許で、ホックに角度を
付けることで、ストラップが体の中心方向に向き、
ずり落ちにくくなっています。

普通サイズのブラの場合、この角度は40度。
グラマーバストの場合は30度になります。

この角度の境目がどのサイズからかは
まだ調査していません。

実際に使用してみると、デルタマジックは絶対に
ずり落ちないということは無く、ずり落ちます。
しかし、通常のホックや縫合よりもずり落ちにくく
なっていることは確かです。

デルタマジックはトリンプでも低価格ブラには無く、
有る程度以上の価格のブラに使っているため、
デルタマジックのブラを着けているという、心理的
な面の「満足感」、「優越感」が得られます。



左は、ストラップがブラ本体と一体構造に
なっているタイプです。

ブラ全体がストレッチ構造になっていて
良く伸びます。

そのためアジャスターはありません。

着け心地は軽くて涼しいですが、
ストラップが真ん中の縫い目に沿って
二つ折りになりやすく、背中にストラップの
線が浮き出てしまうため、着用時に
しっかりとストラップを伸ばして、折れ目が
無いことを確認しなければなりません。